きょうの寝言
dum spiro, spero. - 生きている限り希望がある。
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マジカノ
久しく待望したる周航を達成せり。

直前まで東南アジアの勅命を果たしていない、つまり入港許可もない状態。
それが翌週には “サーカムライナー” (周航達成者)の称号を掲げられるようになるとは、
本人でも想定の範囲外であった。

そもそもの端緒は、商会管理局の月次の指定納入品が15日に更新されたこと。
それが周航になってしまうのだから、我ながら荒唐無稽と言わざるを得ない。

商会の人のプライベートファームの1つで納入品が生産できる、ということで
喜望峰を回ってはるばる中部インド洋はディエゴガルシア島へ。
その折に手伝ってもらって東南アジアの勅命を完了したのが15日。
以前から雇いたかった新しい調理師副官がジャカルタにいるから雇いに行くか、
と思い立ったのが16日。

そこで先ず向かった先が全く関係のない中米のベラクルスというあたり、
既に人として軸がぶれている。
このような症状を発現する病、これを称してツイデ症候群と謂う。
効率を度外視してあれもこれもついでにやろうとする、恐るべき不治の病である。
知り合いも 「ついでのついでで世界周航」 を達成したと言っていたから、
ツイデ症の患者の一人であるのは間違いない。
治す薬はない。
ツイデの共にあらんことを。ヽ(´ー`)ノ


さて、こちらのついでの話。
まず、ついでにベラクルスで管理技術スキルを覚える。
次いで、ついでに世界周航イベントに手をつけて南米から西回り航路へ。
そして、ついでに未発見の全ての港の発見。
更に、ついでに全港発見を一筆書きでやってしまおう、という算段だ。
目的は、一応のところ、ジャカルタで調理師副官を雇い入れるため、
ということになっている。

で、実際に回った一筆航跡を地図上に描いてみた。
 
ウシュアイア(現アルゼンチン領)からワンガヌイ(現ニュージーランド領)までは、
入港許可証の地図こそないものの、茫漠と南太平洋が拡がっている。
自分の船で、地球時間にして約1時間余、空と海と、睡魔だけの世界。
空海の風濤の音が坊主の読経のように意識を深海へと誘う。

アラフラ海の、オーストラリア大陸のネコ耳の間をカーペンタリア湾という。
無論この時代、某カーペンタリア基地などはない。
カーペンタリア湾では、まっすぐ横断しようとするせっかちな航海者のことを、
手薬煉引いてセイレーンが待ち構えているので要注意。
急がば回れ。

東南アジアでは、マニラ・ブルネイと、ついでで相次いでイベント寄港。
そのままイベントを進めるにはマニラへ戻る必要があるのだが
ここは一筆書きを続行。
一応の目的だった、ジャカルタの副官と全港一筆書き成就に満足したところで
1週目は睡魔が幕引き。


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